7月6日から7月10日(7月第2週)紹介銘柄の振り返り

今回の記事では、7月6日から7月10日(7月第2週)の間に紹介した銘柄の株価の上昇率・下落率についてまとめました

6月22日から約一カ月間が経過し、大きく上昇した銘柄もあれば逆に下落してしまった銘柄もあります。上昇すると予想した銘柄の株価がその後、どの様に変動し推移しているのかを分析していきたいと思います

当初立てた成長シナリオ通りに変動したのであれば、まさに私の予想は正しかったと言えますが、すべての銘柄において仮説通りの動きをしたわけではありません。立てた仮説と異なる動きをしていた場合には、なぜそうなったのかということを考え、今後の銘柄分析に生かしていきたいと思います

3カ月程度の期間保有することを前提にオススメさせていただいたので、現段階で白黒つけるのではなく、1カ月間経った現在、今後もその銘柄を持ち続けてもいいのかどうかといった視点で分析・解説いたします。最後までぜひご覧ください

(6月29日から7月4日の間に紹介した銘柄の株価の上昇率・下落率についてのまとめはこちら

7月6日紹介 3630 電算システム

7月6日終値:4440円  8月11日終値:3965円  下落率:10.69%  目標株価:5300円  損切りライン:3700円

期間内最高値:4880円(7月28日)  期間内最安値:3775円(8月3日)

電算システムの株価は決算を受けて大きく売り込まれる展開となりました。5月に発表した2020年12月期第1四半期の決算は純利益が前年同期比+43.8%だったのに対し、7月30日に発表した2020年12月期第2四半期の売上高は前年同期比+10.0%の218億7100万円、純利益が同+24.4%の10億6400万円に留まったことで、大幅な増益を期待していた投資家による失望売りから株価は下落しました

新型コロナウイルスの影響により各種イベントやセミナーの中止などによる売り上げの減少に対する懸念は強く、今後の株価回復にはまだ時間がかかる可能性が高いです。一方で、同社が提供するRPA(Robotic Process Automation)ソフトウェアを用いた業務の自動化や、社内業務の一部または全てを外部の企業に委託することで業務改善を行うBPO(Business Process Outsourcing)といったサービスは、テレワークの拡大による需要の増加で成長を期待できることから、安値では買いが入り下値はある程度限定的になるのではないかと思われます

7月6日紹介 9672 東京都競馬  目標株価達成!!

7月6日終値:3860円  8月11日終値:4375円  上昇率:13.34%  目標株価:4800円  損切りライン:3400円

期間内最高値:4850円(7月28日)  期間内最安値:3935円(7月13日)

東京都競馬の株価は決算発表を受け急伸し、目標株価を達成しました。7月31日に発表した2020年12月期第2四半期の決算は、売上高が前年同期比+18.6%の131億0800万円、営業利益も同+45.3%の49億1900万円と大幅な増収増益となり、買いが集中しました。同社は新型コロナウイルス感染症拡大の影響として、東京サマーランドの休園期間の延長による遊園地収入の減少、競馬場・オートレース場における無観客開催に伴う賃貸料等の減少がありました。しかしながら、公営競技事業売上の大半を占める在宅投票システム(SPAT4等)賃貸料が前年同期を大きく上回ったことから今回の好決算につながったとしています

今後の見通についても、公営競技事業の在宅投票売上(SPAT4等)が引き続き前年同期を上回り推移することが予想される他、不動産賃貸を主軸とする倉庫賃貸事業、サービス事業は概ね予想通りの進捗を見込んでいます。臨時休業を実施していた東京サマーランドが7月上旬より営業を開始するなど、懸念材料も解消されつつあります。株価は目標株価を達成していることから利益を確定するのお勧めですが、上昇トレンドが続いている間は保有を継続するのもありかもしれません

7月8日紹介 6967 新光電気工業

7月8日終値:1626円  8月11日終値:1671円  上昇率:2.76%  目標株価:2000円  損切りライン:1300円

期間内最高値:1804円(7月22日)  期間内最安値:1567円(7月31日)

新光電気工業の株価は決算発表を受け、材料の出尽くし感から売りが先行する場面がみられたものの、緩やかに上昇する展開となっています。7月28日に発表した2021年3月期第1四半期の決算は、売上高が前年同期比+24.7%の424億2500万円、営業利益は黒字転換し37億3800万円となりました。自動車向けはリードフレームをはじめ厳しい状況が継続したものの、フリップチップタイプパッケージはデータセンター用のサーバー向けおよびパソコン向けに大きく売上が増加し、CPU向けヒートスプレッダーも堅調に推移しました。また、セラミック静電チャックは半導体製造装置市場の旺盛な需要を背景に受注が大幅に増加し、プラスチックBGA基板は先端メモリー向けの新ラインが稼働を開始したことなどが今回の決算の要因になったとしています

新型コロナウイルスの感染拡大に伴うテレワークや巣ごもり消費等の浸透により、パソコンやデータセンター向けの「フリップチップタイプパッケージ」の需要が今後さらに増加していくと予想されます。それらの需要を汲み取り成長が期待できることから、同社を注目銘柄として紹介しました。新型コロナウイルスの感染収束に目途が立たないなか、今後もさらに在宅勤務の普及が見込まれ、同社にとって良好な事業環境が続きそうです。同社の株の保有についても継続することをお勧めします

7月8日紹介 6315 TOWA 

7月8日終値:1416円  8月11日終値:1159円  下落率:18.14%  目標株価:2100円  損切りライン:900円

期間内最高値:1460円(7月15日)  期間内最安値:1071円(8月7日)

TOWAの株価は18%を超える大幅な下落となりました。同社は、超精密金型をコア技術とし、樹脂によって半導体と外部を電気的に絶縁して封止するための「モールディング装置」、モールディングされた製品を個片化し収納する「シンギュレーション装置」といった、半導体後工程装置の製造・販売を行う大手メーカーです。半導体製造の後工程を手掛ける大手のアドバンテストの株が売られたことで、つられ安の展開となりました。後工程を手掛ける企業は「後工程請負会社」と呼ばれています。米中貿易交渉により、中国系後工程請負会社向けの受注が今後落ち込む可能性があり、それに対する警戒感が広がっています。TOWAの株価は大きく売り込まれていたものの、1100円やPER20倍程度を目途に反発してきており、この辺りが下値になってくるのではないかと思います

7月10日紹介 7735 SCREENホールディングス

7月10日終値:5270円  8月11日終値:5300円  上昇率:0.56%  目標株価:6400円  損切りライン:4600円

期間内最高値:5620円(7月17日)  期間内最安値:4995円(8月7日)

SCREENホールディングスの株価は大きな変動はなく、レンジ内での推移となりました。同社は、主力の半導体製造装置は洗浄分野に強みを持ち、ウェハーに薬液を吹き付けて1枚ずつ洗浄する「枚葉式洗浄装置」、複数枚のウエハーを薬液などに浸して洗浄する「バッチ式洗浄装置」、ウエハーを柔らかいブラシと純水で洗浄する「スピンスクラバー」の3種類の洗浄装置分野で世界トップシェアを誇ります

2020年3月期は、データセンターやスマートフォン向け需要の低迷などを背景にメモリーメーカー向けの売上が落ち込みました。しかし、昨今の新型コロナウイルスの感染の拡大が、ビデオ会議やオンライン授業の普及、動画視聴の増加につながり、データセンターの増設に伴って半導体メモリーの市況は回復基調が続くと見込まれており、同社株の保有も継続することをお勧めします

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